鉄フライパンの油ならし、正しい手順とよくある失敗
鉄フライパンを買って最初にやることが油ならしです。これを丁寧にやるかどうかで、その後の使い勝手がかなり変わります。「最初に失敗した」という声をよく聞きますが、手順を一つひとつ確認すれば難しいことはありません。
油ならしが必要な理由
新品の鉄フライパンには、錆止めのコーティングが施されています。まずこれを焼き切ることが最初のステップです。コーティングが残ったまま使うと、食材に変な味がつくことがあります。
焼き切った後に油を薄く塗り込むことで、鉄の表面に油の膜ができます。この膜が「焦げ付かない」状態を作ります。テフロンのような化学コーティングではなく、油と熱の繰り返しで作られる自然な膜です。
油ならしの手順
まず、フライパンを強火にかけて全体が青みがかるまで焼きます。これが錆止め焼き切りです。煙が出ますので、換気扇を必ず回してください。全体が均一に変色したら火を止めて冷まします。
冷めたら、キッチンペーパーで食用油(サラダ油でよい)を薄く全体に塗ります。再び弱火にかけ、油が煙を出し始めたら火を止めます。これを3回繰り返します。3回目が終わったら、野菜くずを炒めて鉄の臭いを取ります。
- 強火で全体を焼き、錆止めを焼き切る
- 冷ましてから油を薄く塗る
- 弱火で油を焼き付ける(3回繰り返す)
- 野菜くずを炒めて臭いを取る
よくある失敗と対処法
一番多い失敗は、油を厚く塗りすぎることです。油は薄く、均一に。厚く塗ると油が固まって、ベタつきの原因になります。キッチンペーパーで拭き取るくらいの薄さが正解です。
もう一つは、焼き切りが不十分なまま次のステップに進むことです。フライパンの縁や持ち手の付け根まで、全体が変色しているか確認してください。部分的に残っていると、そこから錆びやすくなります。
油ならしは一度やれば終わりではなく、使うたびに少しずつ油がなじんでいきます。最初の処理が丁寧であれば、あとは普通に使い続けることが一番の手入れです。